グローバル教育推進センター長
国際学部 教授
八幡耕一
みなさん、こんにちは。
龍谷大学グローバル教育推進センター長の八幡耕一です。
グローバル教育推進センター(R-Globe)は、龍谷大学と世界をつなぐプラットフォームとしての重要な役割を担う組織です。深草学舎の和顔館1階と瀬田学舎の智光館2階にオフィスを構え、約20人のスタッフが日々、龍谷大学生の海外留学、諸外国からの留学生受け入れ、龍谷大学と海外大学・研究機関との教育・研究交流協定締結などに関する業務にあたっています。
龍谷大学では、国際化推進の具体的目標として、「国際社会で活躍できるグローバル人材の育成」と「多文化共生キャンパスの実現」を掲げています。本学の建学の精神である浄土真宗の精神を体現できる豊かな人間性と教養を身につけた龍谷大学生と世界をつなぎ、これらの目標実現に貢献することがR-Globeに与えられた重要な使命となっています。
龍谷大学には、各学部・研究科の入試を突破して学ぶ正規留学生のほか、大学間の協定にもとづき来日した交換留学生など、バックグラウンドの異なる多様な留学生が数百人規模で在籍しています。
また、龍谷大学生の海外留学・派遣については、大学間協定にもとづく交換留学[協定校:世界44か国・地域133校](2025年2月現在)と、自分で留学先・期間を選ぶ私費留学が中心となります。加えて、龍谷大学の米国海外拠点(ハワイ・ホノルル)で展開される長期・短期のプログラムや、教養科目や学部科目として実施される海外語学研修などもあります。さらに、学内に設置された「グローバルコモンズ」では、留学生を交えた多様な国際交流イベントが提供されています。
2024年6月には、留学経験者や異文化交流に興味がある龍谷大学生で構成される学生団体GLOBAL StaRt(グローバル・スタート)が設立されました。彼らによって、留学希望者への情報提供、国際交流や外国語学習イベントの企画・運営、日本に来ている留学生のサポートなどが活発に展開されており、こうした学生による主体的な取り組みは頼もしい限りです。
グローバル化と同時に、国家・文化・民族・宗教間での分断も目立つ現代ですが、このような時代だからこそ、自ら海外留学に挑戦したり日本国内で留学生と交流したりすることで、自分の考えを臆せず発信できる力、そして多様性に対する寛容さと「まごころ」を兼ね備えた人材として成長し、社会のあらゆる場面で「共生(ともいき)」の実現に率先して寄与できる人材になってほしいと願ってやみません。
ぜひみなさんも世界とつながり、視野を広げ、様々な経験をしてください。海外留学を希望する場合はもちろん、深草・瀬田・大宮の各学舎でも留学生と触れ合う機会は多くあります。きっかけが欲しい人は、まずは気軽にR-Globeに相談に来てみてください。