グローバル教育推進センター長
国際学部 教授
八幡耕一
みなさん、こんにちは。
龍谷大学グローバル教育推進センター長の八幡耕一です。
グローバル教育推進センター(R-Globe)は、龍谷大学と世界をつなぐプラットフォームとしての役割を担う組織です。深草学舎の和顔館1階にオフィスを構え、約20人のスタッフが日々、龍大生の海外留学サポート、諸外国からの留学生の受け入れ、龍谷大学と海外大学・研究機関との教育・研究交流協定締結などに関する業務にあたっています。
龍谷大学には、各学部・研究科の入学試験を突破して学ぶ正規留学生のほか、龍谷大学の各学部・研究科への進学準備を兼ねて学ぶ留学生別科、大学間の協定にもとづき来日した交換留学生を中心とするJEP(Japanese Experience Program in Kyoto)などを通じて、バックグラウンドの異なる多様な留学生が数多く在籍しています。
龍大生の海外留学・派遣については、大学間協定にもとづく交換留学[協定校:世界45か国・地域136校](2023年3月現在)や自分で留学先・期間を選ぶ私費留学が中心となります。加えて、龍谷大学の米国海外拠点(カリフォルニア州およびハワイ州)で展開される長期・短期のプログラムもありますし、グローバルに事業を展開する日本企業と連携した就業体験プログラムもあります。さらに、学内に設置された「グローバルコモンズ」では、在籍する留学生による会話教室や出身国・地域を紹介するセミナーなど、多様な交流・学習プログラムが提供されています。
ほかにも、留学経験者や異文化交流に興味がある龍大生で構成される学生団体「グローバルサポーター」(通称:グロサポ)により、留学希望者への情報提供、国際交流や外国語学習イベントの企画・運営、日本に来ている留学生が抱える課題の解決サポートなども活発に実施されています。
龍谷大学では、国際化推進の具体的目標として、「国際社会で活躍できるグローバル人材の育成」と「多文化共生キャンパスの実現」を掲げています。本学の建学の精神である浄土真宗の精神を体現できる豊かな人間性と教養を身につけた龍大生と世界をつなぎ、これらの目標実現に貢献することがR-Globeに与えられた重要な使命です。
グローバル化と同時に、国家・文化・民族・宗教間での分断も目立つ現代ですが、このような時代だからこそ、自ら留学したり龍大で学ぶ留学生と交流したりすることで、自分の考えを臆せず発信できる力と多様性に対する寛容さを兼ね備えた人材として成長し、社会のあらゆる場面で「共生(ともいき)」の実現に率先して寄与できる人材になってほしいと願ってやみません。
ぜひみなさんも世界とつながり、視野を広げ、様々な経験をしてください。海外留学を希望する場合はもちろん、深草・瀬田・大宮の各学舎でも留学生と触れ合う機会は多くありますので、きっかけが欲しい人は気軽にR-Globeに相談に来てください。