- 2026年4月始動予定の「Ryukoku Japan Studies Program」に関する情報を掲載しています。構想段階の内容も含まれているため、今後一部変更となる可能性があります。また、本ページは随時更新いたします。
Information about the “Ryukoku Japan Studies Program,” scheduled to launch in April 2026, is provided here.Please note that some content is still under development and subject to change.This page will be updated as needed.
Ryukoku Japan Studies Program【通称:JSP】は、受入交換留学生が日本語と日本の社会・文化について学ぶためのプログラムです。
龍谷大学が位置する京都は、長い歴史の中で日本文化の中心地として栄えてきました。伝統と現代が共存するこの都市で、学生たちは多様な視点から日本を学ぶことができます。龍谷大学は、日本で最も長い歴史をもつ大学であり、仏教研究の分野では国際的にも高い評価を受けています。本プログラムでは、仏教の価値観に基づく「まごころ(Magokoro)」という考え方をテーマの一つに据えています。「まごころ」とは、「自分の心を見つめ、周りの人を大切にし、ほかの人が幸福になることを考えて行動する心」を意味します。
また、京都の歴史的・文化的な場所を訪れて学ぶ体験型学習(フィールドトリップ)や、龍谷大学に在籍するさまざまな学生と協働して課題に取り組むPBL(Project-Based Learning)形式の国際共修も本プログラムの大きな特徴です。
- 〉学びのポイント
- 〉カリキュラム
- 〉プログラムの修了要件
- 〉履修モデル
- 〉日本語科目
- 〉学部専攻科目等の履修
- 〉京都で学ぶ意義
学びのポイント
- 千年の古都が紡いできた日本古来の心、仏教を基礎とする心の絆を学ぶことができる
- 世界の諸宗教における仏教の位置づけや特質を相対的に学ぶことができる
- 龍谷大学生や地域住民とのつながりを深め、異文化理解の視点と方法を体得できる
- 「まごころ」とは何かを理解しその体現を通じて社会の発展や国際協調に貢献できる

カリキュラム
- ●カリキュラムは、必修科目(単位修得が必須)、登録必修科目(全員履修するが単位の修得は必須ではない)、選択科目で構成します
- ●選択科目は、次のとおり科目群A~Cに分かれます
- ●日本語で開講する科目と、英語で開講する科目がありますので、それぞれのニーズや語学力に応じて履修科目を選択できます
- ●日本語科目については、レベル別にクラスを編成します
科目群A | 日本語関連 | 日本語学習に特化した科目群。日本語能力試験対策から言語学的なものまで日本語に関する多彩な学びを提供 |
科目群B | 国際共修PBL | 龍谷大学生(国内学生)と共に学修する科目群。少人数のPBL形式で実施 |
科目群C | 日本の社会・文化・産業 | 日本の社会・文化、経済・ビジネス等について学ぶ科目群。体験・交流を目的に気軽に受講できるものから、専門的な科目まで多様なラインナップを用意 |
カリキュラム表(2025年5月現在)

プログラムの修了要件
プログラムの修了のためには、在籍期間1セメスターの場合は15単位以上、在籍期間2セメスターの場合は30単位以上の修得が必要です。
1セメスター以上在籍し、本学正課科目から【在籍期間1セメスター】15単位以上、【在籍期間2セメスター】30単位以上を修得した人には「JSP修了証」を発行します。
履修モデル
(以下では、半年間(前期)の学びを想定)
◆モデル①◆
日本語未修者で英語開講科目を履修したい

必修科目/6単位 | Japanese Religions 【2単位】 Inclusive CommunicationA【2単位】 Seminar A【2単位】 |
---|---|
登録必修科目/5単位 | Introductory Japanese A【5単位】 |
選択科目/8単位 | ※科目群A |
◆モデル②◆
日本での就職に向けて
日本語力強化と日本のビジネス理解に力点を置き履修したい

必修科目/6単位 | 日本の宗教 【2単位】 みんなのコミュニケーションAⅠ【2単位】 ゼミナール A【2単位】 |
---|---|
登録必修科目/5単位 | 日本語A【5単位】 |
選択科目/9単位 | ※科目群A JLPTN1 A【1単位】 JLPTN2 A【1単位】 関西方言A【1単位】 ※科目群B みんなで学ぶ国際ビジネス事情【2単位】 ※科目群C 日本の現代社会A【2単位】 国際経済と日本企業A【2単位】 |
◆モデル③◆
龍谷大学生との共修や文化体験を中心に履修したい

必修科目/6単位 | 日本の宗教 【2単位】 みんなのコミュニケーションAⅠ【2単位】 ゼミナール A【2単位】 |
---|---|
登録必修科目/5単位 | 日本語A【5単位】 |
選択科目/8単位 | ※科目群B みんなのコミュニケーションBⅠ【2単位】 みんなで学ぶ国際ビジネス事情【2単位】 ※科目群C 日本の伝統文化【2単位】 日本の食文化A【2単位】 |
日本語科目
日本語科目は、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)を参照して実施します。クラスは、CEFRレベルを基にして5レベルに分かれています。どのクラスに入るかは、主にプレイスメントテストで判定します。
JSP-Aクラスについては、英語で授業を行いますので日本語未修者でも問題ありません。
クラス名 | CEFRレベル | 教授言語 |
---|---|---|
JSP-A | A1以下 | 英 語 |
JSP-B | A2.1 | 日本語 |
JSP-C | A2.2 | 日本語 |
JSP-D | B1.1 | 日本語 |
JSP-E | B1.2以上 | 日本語 |
学部専攻科目等の履修
JSPD・Eの学生は、学部・大学院で開講される専攻科目や教養教育科目を履修できる場合があります。
京都で学ぶ意義 ― 京都を選ぶ10の理由 ―
龍谷大学の所在する京都は、街の魅力、豊かな歴史、多様な取り組みにより、留学生にとって非常に魅力的な学びの場となっています。
以下、「留学生スタディ京都ネットワーク」では、京都における留学生の受け入れに関する情報や、各種支援制度などを発信していますので、参考までにご覧ください。